浄運寺の歴史
浄運寺 縁起
当寺の前身は禅宗蓮華寺であると言い伝えられています。
蓮華寺第六世の住職宗節師の時代は室町の乱世にあり、その頃の浄土真宗の教えは飛躍的な発展をみせ、そのお念仏のみ教えはここ白水の地にも伝えられました。宗節師はその縁に出逢い他力易行道の教えに随喜、弘治元年(西暦1555年)に改宗を決意されました。
まもなく蓮華寺を現在の地へ移転し、浄土門の一向宗(浄土真宗)「浄運寺」を開基、これより浄運寺第一世住職釈浄元と法名を改められたということです。
寛文元年(1661年)には、本願寺より浄運寺の寺号公称、及び木佛阿弥陀如来と免状を下附されました。
明治6年、筑前全域に空前の規模で発生した竹槍一揆の災禍に遭い、御堂一切が焼失いたしましたが、その後お念仏同行の方々のお力添えにより再建されました。